第23回教材生物バザールに参加しました。 

5月16日(金)に広島県教育センター主催の「教材生物バザール」に参加しました。

県内の小・中・高校の理科の先生を対象に理科教育の充実を図る目的で行われ、観察や実験に必要な教材生物の提供や情報交換を行います。

今年は、約150種類の教材生物が提供され、約150名の参加がありました。


私たちも毎年恒例の行事として学生と一緒に参加しています。

今年は(も?)当施設からは、下記の植物を提供しました。


①中学校の先生向け

・メンデルの遺伝の法則にしたがってアルビノ個体が分離するキクタニギクの種子セット(緑の植物と白の植物が3:1に分離します!)

・メンデルが遺伝の法則を発見するときに見つけた形質のなかから、エンドウマメの黄豆と青豆、きれいな丸の豆とシワシワの豆


バザール3

 

②高校の先生向け

染色体数が「2n=6」と少なく、染色体観察に最適なクレピスの種子

クレピスの染色体は比較的大きく(5μm程度)、細胞分裂の観察がしやすいだけでなく、大きさと動原体の位置が異なる3対の相同染色体を容易に識別することができます。

タマネギやムラサキツユクサよりも教材として優れています。 

播種後、3~5日の植物の根端を観察に用います。

バザール4

今年も多くの先生方に興味をもっていただき、理科教育の一助になってくれると嬉しいです。


バザール4

今年も学生さんたちが大活躍してくれました!